セラピーとしてのアート partⅡ

May 6, 2018

前回の記事では、アートセラピーとは何か、そしてアート制作のポジティブな効果についてご紹介しました。

 

大人になるにつれアートから遠ざかる大きな理由に、「アートは役に立たない」という間違った社会的概念があるとご紹介しましたが、個々人のレベルでもアート制作が敬遠されることがあります。

 

この場合は、「子供っぽい」「私は絵が描けない」「私はアーティストではないので、自分には向いていない」というような理由が考えられます。

 

多くの人が一般的にアートとは美しくあるべきで、アートを生み出すには技術が必要だと思いがちですが、本来アートを創造する方法として、何が正しくて何が間違いということはなく、綺麗である必要すらありません。

 

実際のところ、アートは完璧であるべきだという概念を捨てれば捨てるほど、よりアートを感じることができ、その治療的効果の恩恵を受けることができるのです。

 

ただ、最近は、大人向けの塗り絵の本が本屋にたくさん並ぶようになるなど、アートをより身近感じたり、

日常生活の中に取り入れられるようになってきました。実際に、アートセラピーを基にできたエクササイズは数多く存在し、これらを通して画材の扱いに慣れたり、自己表現の方法としてアート制作に取り組む人も増えてきたように感じます。

 

 

その中でも、「ボディ・マッピング」というエクササイズは、自分の感情を確認し、より多くのセルフ・アウェアネス(自己認識)を生み出す効果が高い手法です。

 

通常はアートセラピストの監修のもとに行われ、エクササイズ中やエクササイズ終了後に、セラピストからセルフ・エクスプロレーション(自己探求)にまつわる質問をされますが、今日は、ご自宅でご自身でも(もちろん友人たちと一緒でも)できる方法をご紹介します。

 

【用意するもの】

・ペン

・大きいサイズの紙を1枚

・5~7色のアクリル絵の具

・絵筆

・汚れ防止用のエプロン

・絵筆を洗うための水

 

【やり方】

●ペンを使って、あなたを幸せにしてくれたり支えてくれる人々、または感情を5~7件ほど書き出してください。

 

●あなた自身と、上記で書き出したリストのそれぞれに色を決めてください。

(例:私=青色、家族=赤色、愛情=黄色、など。)

 

●誰かに頼んで大きな紙にあなたの全身の輪郭をなぞらえてもらうか、あなたひとりなら自分であなたの全身の形を大きな紙に描きます。

 

●あなた用と決めた色を使って、身体の中心に1つの円を描きます。

 

●その他の色を使って、共鳴できると思う身体の異なる部分にそれぞれペイントしていきます。

 

●完成したら、これらの色があなたにとって何を意味するのか、いかにそれらがお互いに関係しているか、なぜそれらがあなたには重要なのか、それらがあなたにどう感じさせるか、内省する時間をとってください

(あなたひとりでももちろん、ご友人と共有してみるのもいいですね)。

 

【参考資料】

ボディ・マップエクササイズについての短い動画

自宅で実践できるアートセラピー・エクササイズ

 

 

ご自身のクリエイティビティに触れることで、

心も身体も健やかになる、楽しい時間になりますように。

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