イタリア発!スローフードで叶える丁寧な暮らし

June 10, 2019

Ciao!

イタリアからお届けしています、まやです。
 

こちらに住み始めてから、ワインの仕事をしています。
 

ワイナリーの仕事の一番好きなところは、四季を身近に感じながら働けること。

 

まったく同じブドウ種でも、土壌や気候の違い、そして作り手によってワインの味わいが変わってくる、、、

 

そんなところにときめきつづけています。

 

 

 

今月お伝えしたいテーマはスローフード。

 

スローフード、スローライフ。

 

日本でもよく耳にするこの言葉、いったいどういう意味なの?

と聞かれることがよくあります。

 

スローフードのコンセプトをまるっと説明すると、ポイントは3つに絞られます。

 

1. 季節の旬の野菜、身近な地域の食べ物を中心に食生活をつくっていく

 

2. 私たちは消費者ではなくて、あらゆる食べ物の生産者の「共」生産者である

 

3. 家族、友人と食卓を囲み、地の恵みを分かち合う喜び

 

こう聞くと、なんだ、なんか当たり前のことじゃない?って思うかもしれないんですが、

食の大量生産がアメリカを中心に世界へ広まり始めた80年代、

 

こうしたことを呼びかけ始めたのがスローフードの創始者、

イタリアのカルロ・ペトリー二という人だったんです。

 

「Good, Clean and Fair」

 

彼の唱え始めたこの言葉が、大量に生産される食に反対する人たち、
伝統的な生産方法を続けている生産者を中心としたグループ、
「スローフード運動」のスローガンとなって、世界中へ広がっていきました。
 

 

私はイタリアの食科学大学というところで勉強したのですが、
イタリアに来る前は、スローフードの発祥の地がここだということも知りませんでした。

食科学大学には、スローフードを学びに世界中から学生がやってきて、
科学的、また人文学的な方面からなどあらゆる面で食について向き合って、
「食」というテーマをそれぞれの視点で広げていくことを学びました。

食 は人々の生活に欠かせないものであるがゆえに、
人と人とをつなげる大事な役割を持っているーー。

そう言われれば、共感できる人もきっと多いですよね。

 

食と食科学の分野をより豊かなものにし、スローフードを正しく世界に伝えることが、
食科学大で学んだ私の役割だと考えています。

卒業後の活動で思い出に残っているのは、2017年の秋にブラジル人シェフ、
イスラエル人カメラマンと日本の様々な伝統的な食の生産者巡りをした旅。

2018年には同じコンセプトでイタリア人ジャーナリストを案内するプロジェクトに参加、
2019年は、こうした経験をふまえて「和食っていったい何?」といった講演を
ルクセンブルク国の日本大使館で講演する機会に恵まれました。

 

 

こうした活動や、日々のワイナリーでの仕事を通して感じることは、
これからはよりオープンマインドな精神で食に向き合うことの大切さです。

人と人をつなげる力など、食が本来持っていた力を、今の社会に取り戻したいーー。

そうした考えに共有する人たちといっしょに、
これからも日本や世界の食文化の素晴らしさを自分の言葉を通して伝えていきたいと考えています。

 

次回は、誰でも始められるスローフード、ワイナリーの仕事ってどんな仕事?
などそのあたりを書いていけたらと思います!

 

ではでは、長い文章を読んでくださって、ありがとうございます!

Grazie!

 

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