ヨーロッパの【自然のリズムに合わせて生きる】秘訣〜バイオダイナミック研修ユーリトミック編~

February 2, 2020

 


 

チャオ!イタリアのワイナリーからお届けしています、まやです。

ぐんと冷え込む季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

ここまで何回かにわたり、私の働いているワイナリーでの日常やバイオダイナミック農法について書いてきました。

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先日イタリアのバイオダイナミック協会が主催した3日間の研修に参加する機会があったので、今回はその研修の内容を少しおすそわけできたらと思います。

 

自然のリズムと、自分のリズムを重ね合わせていく練習

 

 

バイオダイナミック研修の1日目。

朝の8時半に参加者全員が開催場所の山小屋に集合、これからどんなことを勉強するのかワクワクする反面、山のてっぺんまでいくのに麓から2時間はかかるために、かなり早起きをしてきた人も多く、眠そうな表情の人も。

 

そんな中、講師の先生が何やらドイツ語で呪文のようなことを唱えだして・・・
 

一気に会場が静まり返る。一体何が起きてるのかわからないまま、先生は私たちに立って円を作るよう誘導。そういえば、コースの一番最初は「軽い運動でスタート」って書いてあったっけ。

 

 

「ユーリトミック」

 

 

それまでは、聞いたことのあるような、ないような言葉でしたが、私たちのカラダのリズムを自然のリズムに戻していく練習として、バイオダイナミックのコースでは欠かせない運動のひとつのよう。
 

参加者全員が立ち上がり、大きな円をつくったところで先生が呪文のようなフレーズを唱え出す。
 

どうやらドイツの詩人ゲーテの「銀杏の詩」を暗唱しているようで、一歩ずつ足を動かし、自由に歩き回るようにと先生はアドバイス。語尾が長く伸びているフレーズは大きな一歩を踏み、語尾が短く切れているフレーズは強く足踏みをしていく。

 

はじめはみんなソワソワとして、なかなかリズムよく踏み出せずにいたのが、繰り返していくなかでフレーズの強弱にも合わさるようになってきて、不思議なことに部屋の中にも自然と一体感が。冷えていたカラダも温まってきて、慣れると呼吸も整ってくる。

 

バイオダイナミック農法といえば、循環型農業を通して自然がもともと持っている力を尊重した方法で生産する、という考えが根本にある有機農法。

ユーリトミック運動、今回は朝の集合直後や昼食後のほんの10分間だけ、本当に基礎の基礎に触れる、といった感じでしたが、私たち人間も自然の一部なのだから、自然のリズムに耳を傾ける必要があることを教えてくれているようでした。

 

リトミックについて少し調べてみると、もともとは19世紀後半から20世紀前半にかけて発展した音楽教育法で、当時特に子どもに向けて訓練のように行われていた音楽の教育を見直すなかで生まれたよう。

「本人が自ら進んで学び、その感覚を体感的に身につけていけるように」「音を聞き、それを感じ、理解し、その上で楽器に触ってみる」といったことがポイントだそうです。

 

なぜバイオダイナミック農法の研修がいきなりリトミック運動で始まるの?と感じていた私も、この説明を読んで、自然と納得がいくようになりました。

自然のリズムに私たちが身を添えていくーー。そこから初めて私たちの思うような農業ができるのではないか。と私たち参加者に問いかけているかのように感じたのです。

 

 

今回もここまで読んでくださってありがとうございます。なにか皆さんの生活のヒントになるようなことが少しでもあったら、うれしいなと思います。

ではでは、また次回まで、チャオ!

 

 

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